SSブログ

エコブームの底の浅さ [政治]

洞爺湖サミット以来、いわゆるエコブームに拍車がかかったようだが、どうもこの日本のエコブームの底の浅さが気になる。実は日本は地理や風土に恵まれているので、もうひとつ地球環境の本当の悪化に直面している状況ではない。だからそれも無理もないのかもしれない。ヨーロッパなどは、一つの川を何カ国かで使い、山がすくないので、酸性雨の影響で、湖から生物がいなくなったり、建造物の傷みや、森林の破壊など、目に見える状況下にあるからか、真剣さが見える。焚き火すらCO2を排出するとして槍玉にあげるほどである。
しかし、ちょっと想像してみると、すごい現実が目の前にある。例えば経済成長を続ける中国が米国や日本なみに自動車を乗り回す日がきたらどうなるのか。13億人の国家の排出するCO2は、当事国以外ではまず日本にくる。それならこれまでさんざんクルマを乗り回していたわれわれは中国に向かって、お前たちがそれをやると地球規模で環境を悪化させるから駄目だよ、というのか。
また電気自動車のなどの実用が目指されているが、電気を作る際のCO2はどうするのか。欧州はすでに止めている原子力発電の事故、および廃棄物をどうするのか。なにも先のことは考えないで、すすめられているエコ。これがこわい。

エコなどとちゃらちゃら言うからおかしくなる。もともと日本人はもったいない精神をもっていたはずで、これで充分ではないか。つまり「節約」だ。節約は持たないものがサバイバルする方法だけではない。子供にできるだけ壊していない自然を受け渡すことでもあるのだ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

フリーマーケットの利用太陽熱暖房 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。